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IWC Cal.88 スモールセコンド
1950年代のIWCの手巻き時計、Cal.88搭載モデルです。
Cal.83の後継機としてCal.89(センターセコンド)とCal.88(スモールセコンド)が存在しますが、センターセコンドが主流となり、製造期間でも製造個数でも89よりかなり少なくなってしまったムーブメントです。
真上から見たブリッジ(受け)の切り方などは89と同じで、4番車の軸をそのまま秒針にしている非常にシンプルなスモールセコンドキャリバー
89はミリタリーにも採用され実用性の高さから、オールドインターの代表格ですが、よりシンプルな構造で不具合リスクも少ないCal.88は珍しさから知名度では劣るものの、非常に優れたムーブメントと言えます。
ケースはステイブライトスチール。ステンレスの一種で、プラチナ系金属のロジウムを混ぜているといわれています。
落ち着いた色味が特徴的なステンレスです。
裏蓋とミドルケースの間、ベゼルとミドルケースの間、ベゼルとプラスチック風防の間、3か所にパッキンが入る防水ケースですので、リューズは魚リューズとなります。
ダイアルはコンディションがよく、エンボスによる立体的なインデックスで高級感があります。6時位置のスモールセコンドが一番の魅力になっています。
インデックスの外側に配置された夜光も今のところ欠落はなく、経年によって光はしませんが、ヴィンテージらしい雰囲気を演出してくれています。
33.5mmのケースに18ミリのラグ幅のバランスも良く、ヴィンテージらしさを存分にお楽しみいただける一本です。
- メーカー名
- IWC
- モデル名
- Cal.88
- 品番
- -
- 製造年代
- 1950年代
- ケース径
- 33.5mm
- ラグ幅
- 18mm
- ケース材質
- SS(STAYBRITE STEEL)
- ケース仕様
- スナップバック
- キャリバー
- Cal.88
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