オメガ　バンパーオート　ハニカムダイアル【H-2165】

1950年代のオメガの自動巻き時計

バンパーオートマチックと呼ばれる、半回転式のローターを備えた自動巻き時計です。ハンマーのような形をしたローターが左右に動くことでゼンマイを巻き上げます。ローターは片方の端にくるとバネにぶつかり押し戻されるため、装着時にはローターがバネと当たる独特な振動が特徴的です。

ダイアルはハニカムダイアルと呼ばれる、表面に格子状に凹凸が施された仕様です。光の反射で文字盤が見えなくならないよう、乱反射させるために凹凸がつけられたといわれています。

手間もかかることから、今では見られなくなったヴィンテージならではの文字盤です。

アイボリーにやけたダイアルと金色のインデックスの組み合わせはシンプルながら地味になりず、洒落たデザインです。

ひし形のインデックスの先端付近にミニッツのメモリがプリントされており、針の長さもそれに合わせてたものが取り付けられています。

ケース径に対して、ベゼルは薄くダイアルがしっかりと大きくとられています。

ラウンドの３ピースケースはスナップバック式で、ラグの形状も手が込んでおり、付け根をくびれさせた凝ったデザインです。

オメガらしい赤銅色のメッキが施されたムーブメントは耐震装置も備えており、お使いいただきやすい機械です。