IWC Cal.88 スモールセコンド【H-2598】

1960年代のIWCの手巻き時計

Cal.88という実用性の非常に高いキャリバーを搭載した一本です。

SSのスナップ防水ケースにミドルケースから曲線でつながったシンプルなラグ

防水タイプのケースですので、リューズも魚マークが入ります。

シンプルなアップライドタイプのバーインデックスに、バーハンドの組み合わせで、すっきりとしたミニマルなデザイン。無駄の無い1960年代のIWCらしい時計です。

スモールセコンド部は波紋のような細かな溝がはいります。

Cal.88は製造期間や製造個数が少なく、同年代にリリースされたCal.89の陰に隠れている存在ですが、基本的な構造は同じでCal.89（センターセコンド）のスモールセコンド版です。

1960年以降、センターセコンド、自動巻きがトレンドとなり、クラシックな雰囲気のあるスモールセコンド（cal.88）はCal.89より先に製造が終了したといわれています。

Cal.83の後継機的な位置づけで、分割ブリッジの古典的なデザインを残しつつ、タフになり実用性の高いムーブメントとなっています。

ケース、ダイアル、ムーブメントと非常にコンディションの良い個体です。