エテルナ 3針スモールセコンド【H-2442】

1950年代のエテルナの手巻き時計

Cal.852搭載モデルです。

約32㎜の大型ムーブメントのCal.852は当時クロノメーター検定を意識し30㎜以内での設計に各メーカーがしのぎを削っていた時代において、異色ともいえる存在です。

大きなテンプを強いゼンマイでしっかりと振動させるということは精度安定において非常に大きな役割を果たします。

角穴車や丸穴車をブリッジの下に配置する設計もクラシックであり、安定感のある作りです。

文字盤はうっすらときれいにアイボリー色に焼け、エンボスにより立体的に表現されたシンプルなバーインデックスがシンプルに配置されています。

バーインデックスは金色で色付けされており、針もそれに合わせて金色が合わせられています。

針の形状も当時のエテルナらしい先端がわずかに細くなったアルファハンド。

秒針もシンプルな形状で、当時のエテルナの時計によくみられるディテールです。

SSケースは36㎜のスクリューバックタイプ

ラグもケースから流れるようななだらかなラインで続きます。

ヴィンテージでは36㎜ケースは大振りとなり、しっかりとした存在感の楽しめる一本です。